ハワイのサマーウェディング

ハワイのサマーウェディング

夏のウェディングの依頼を受けたのは2022年の年末でした。

仲良くさせて頂いている日本在住のウェディングプランナーに、山本ご夫妻をご紹介いただきました。早速、LINEでお二人と対面し、ヒアリングを開始しました。初めてのハワイと言う事でしたので、ハワイの素晴らしさもお二人に伝わるようにプラン出来たら良いなと思いました。日程はご家族の皆さんもお休みになれる8月と決まっていました。お祖母様と姪っ子さんのお誕生日が近い事もあって、パーティーではサプライズしてあげたいと言う事で、バースデーケーキやキャンドルを用意して、みんなでお祝いをしてあげる事になりました。こうしたゲストのみなさんをおもてなしする事もウェディングでは大歓迎ですし、喜びは沢山あった方が幸せな時間は倍増し忘れられないウェディングになります。

 

 ヒアリングはLINEやメールでのやり取りが中心。

お二人は一緒に暮らすために引っ越しされたり、忙しい日々を送られていました。それでも、私たちはハワイと日本とで連絡が途絶える事なく、日々やり取りをして着々とハワイウェディングに向けて準備を行って来ました。まずはご希望の邸宅のスケジュールを押さえ、それと同時にホテルの予約手配から着手します。

 

重要なホテル予約、弊社ではホテルの予約は無料で承っています。

希望のホテルと日程・宿泊人数などお伺いし予約の準備をします。*予約時にはご本人様のクレジットカード番号は必要になります。予約が完了するとご本人様に予約通知などのメールが届き、予約の詳細の確認や予約変更もご自身で行えます。今回はご家族全員のお部屋の予約を承り、それぞれご希望のホテルが違いましたがローカルの私たちなら容易な事です。

 

カメラマンとヘアメイクさんのスケジュールも押さえます。

コロナ後、ハワイウェディングは徐々に復活の兆しを見せており、希望のカメラマンさんやヘアメイクさんのスケジュールを押さえられないケースもあります。なので早めの段階でそれとなく確認をすることが重要で、今回も両者ともに挙式日に合わせて確定しました。

 

ウエディングまで半年。

ウエディングまで半年になった時点で、リクエスト頂いていた挙式やパーティー会場の装飾の最終確認と設置の手配を完了させます。夏のウェディングですので、会場は華やかで元気なイメージで行こうと決まっていました。邸宅ウエディングの多くは、挙式とパーティーを同じガーデンで行えるので、隣接した会場はとてもゴージャスで華やかになっていきます。お花のオーダーやテーブルやアーチ、カバナ、小物を確認します。

そしてお食事のメニューをシェフと、打ち合わせして決めていきます。弊社では「美味しいお食事」を必ずご提供するがモットーなので、人気レストランのシェフ自ら来て頂いて作っていただきます。なのでビュッフェやコース共に毎回完食されて頂けるので、シェフにもスタッフにも喜んでもらえて嬉しい事ばかりです。

 

この時点でほぼほぼウェディングの手配は完了。

この後は会場装飾などのイメージを再度お伝えしながらお花の再確認や、会場の什器の変更や追加などを私がイメージしながら作って行きます。今回はお昼間のパーティーでしたのでカバナをご用意しました。パーティーが夕方に差しかかることを見越し、LEDのキャンドルなども合わせてご用意して、テーブルのイメージを少しずつ作り上げて行きます。椅子にかけるチェアサインなどのリクエストは今回いただかなかったのですが、私としてはあったら絶対に可愛いだろうなぁ、と思ったので私からのギフトとしてオーダーし当日飾らせていただきました。

あっという間に挙式前日の打ち合わせ。

お二人はすでに前々日にハワイ入りされ、挙式の前日にホテルのお部屋でお打ち合わせをする事になっていました。お二人に直接お会いするのはこの日が初めてです。しかし、オンラインですでにお会いしていましたし、メールやLINEのやり取りも数知れず。お会いした瞬間に、何だかとても懐かしい気持ちになりました。色々なお話をしながら、翌日の挙式についての説明や受け渡しさせて頂く小物などの確認を済ませてお打ち合わせは終了。貴重なハワイ滞在時間なので、お打ち合わせはなるべくコンパクトに済ませます。

 

挙式当日、午前10:30にヘアメイク開始。

いよいよ挙式当日を迎えました。私はヘアメイクが始まる前にお部屋入りして、ドレスやスーツを撮影用にセッティングします。そこにビデオのウララさんが早めに来てくれました。ウララさんはいつもお願いするビデオウーマンで、素晴らしい撮影と編集で花嫁さんをいつもハッピーにしてくださいます。ヘアメイクが開始し、カメラマンも登場。いつも皆さん素晴らしいお仕事をされ、毎回勉強になり感動しています。緊張しているカップルも段々慣れて来て、次第に笑顔も自然になっていきます。お写真やビデオは、普段から撮られ慣れていないとやっぱりどこかぎこちなくなりますよね。だから私は最小限のスタッフでお支度は迎える事にしています。

 

フォトツアーをホテル館内から。

挙式会場の邸宅まで、フォトツアーを楽しみながら向かいます。撮影はホテル館内から始めて、ダウンタウン〜邸宅プライベートビーチまで、約3時間くらいかけて終了し、休憩を挟んで挙式に臨みます。ホッとする2人だけの時間を少しだけ、邸宅のメインベッドルームで過ごして頂きます。私達は会場作りが終了し、シェフチーム、牧師先生、ウクレレミュージシャンが続々と集まってとても賑やかになります。会場を見てみんな各々写真を撮ったり、久しぶりに会う者同士は挨拶したりしています。そんな中、ゲストのみなさんも到着し、会場の門を開けると「わーっ!素敵!」と言う歓声が上がります。毎回嬉しく感じる瞬間です。

 

いよいよウェディングセレモニーが始まります。

花嫁のご両親が到着したところで、控室のメインベッドルームにてリハーサルを行います。ゲストのみなさんには挙式会場に着席して頂きしばしお待ち頂きます。みなさんそれぞれに写真を撮ったり、話たりワクワクされている様子がスタッフの私達まで届いて来ます。今回はハワイアンスタイルの挙式で、レイセレモニーも追加しています。お誕生日のお祖母様や、姪っ子さんにも、挙式中にサプライズでレイを渡す段取り。牧師先生からそれなら完全にハワイアンスタイルにしたいから、挙式前に貝殻の笛で合図したいと申し入れがあり、カップルは即答でイエス!急遽決まった嬉しいハプニングでした。私達のお届けしたいウェディングは、自由で楽しく美しくなのでハプニングも大好き。何よりお二人やゲストが喜んでくださるのであれば、柔軟に対応したいと考えています。

 

挙式終了後、リラックスしたパーティーの始まりです。

美味しい食事とお花に囲まれて、ご両家のご家族が一丸となったウェディング。お二人だけではなく、ご家族同士も仲良くなれるウェディングになった事を、全てのスタッフ、ベンダーさんに感謝しています。今年は特に暑かった8月でしたが、ハワイの夏のウェディングも良かったと思います。夏の夕暮れの美しさは格別で、パーティー終わりに余韻を残してくれました。また新しい素敵なカップルが誕生した瞬間に立ち会う事が出来た巡り合わせにも感謝でした。今回もオンリーウェディングになりました。